省エネルギー基準の地域区分

【省エネルギー性能の大切さ】No.1

前回のブログでは、
新築住宅の省エネルギーを考える上で必要なポイントは
以下のとおり、5つほどあることをお伝えしました。

⑴ 建設地によって、断熱性能の基準が変わる!
⑵ 2020年省エネルギー基準の適合が義務化
⑶ 断熱性能は住宅1棟ごとの計算が必要
⑷ 1次エネルギー消費量でランニングコストがわかる
⑸ 電気使用量を抑えることが省エネにつながる

株式会社星工務店が特に得意としている
省エネルギー住宅についての大切なお話になります。
わかりやすく、お話ししたいと思います。

⑴ 建設地によって、断熱性能の基準が変わる!

日本全土を気候条件などにより8つの地域に分け、
地域ごとに※『UA値』○.○○以下にするように
基準が決められています。
※『UA値』とは断熱性能を表す数値で値が小さいほど断熱性が良い
北海道が1地域、沖縄が8地域になり、
寒い地域ほど『UA値』の基準が厳しくなっています。
星工務店では、南会津地域を中心に新築注文住宅の
設計・施工を手掛けています。
南会津地域は3地域に指定されているますので、
『UA値』が0.56以下と決められています。
建設地により断熱性能の基準が異なるため、
一概に省エネルギー住宅とは言えないのです。
関東などの温暖な地域向けに開発された規格型の住宅を
南会津地域に建設した場合には、
夏は暑く、冬は寒い家になり快適性も悪く
燃費の悪い家になることがとても心配です。
断熱性能を上げて、
UA値を○.○○以下にするための方法は簡単です。


①断熱材を熱の伝えにくい高性能なものにする。
②断熱材を高性能にして厚みを厚くする。
③柱の外側に外貼り断熱材(付加断熱)をする。
繊維系(グラスウールなど)ではなく板状が良い。
④サッシは樹脂サッシを使用する。
(Low-E,アルゴンガス入以上がオススメ)
天井の断熱材は隙間なく施工できる吹き込み
(ブローイング)にして厚くする。(300ミリ以上)
⑤玄関は引き戸をやめてドアタイプにする。
(断熱性が良いD2仕様以上で非通風タイプ)

暑さを感じるのは、上から(屋根・天井)で、
寒さを感じるのは、下から(床)です。
室内で暖房した空気が逃げるのは『窓』『天井』
だから、樹脂サッシ以上の性能が必要
天井断熱の隙間は大きな熱が逃げていくことになる。
大きな面積を占める『壁』の断熱は、
断熱性能を考える上で、スタートライン。
壁の断熱性能が落ちると、一歩後退からのスタート。
だから、充填断熱(壁の内部
)付加断熱(外貼り断熱)
組合せて、高断熱化することが望ましい。

次回のブログでは、今回の続編です。
【省エネルギー性能の大切さ】No.2と題して
⑵ 2020年省エネルギー基準の適合が義務化
についてお話しさせていただきます。

最後までお読みいただきまして、
ありがとうございます。
ご不明な点やご質問などがありましたら、
お気軽にこちらから
お問い合わせいただければ幸いです。

投稿者:

星 隆行

株式会社星工務店代表取締役。1級建築士事務所studio_taka代表。1級建築士。高耐震、高断熱に特化した住まいの設計・施工を手がけています。このブログでは、建築に詳しくない方にもわかりやすく解説、ご説明しております。ご意見、ご質問等がございましたらコメント欄からお気軽にお尋ねください。