ZEHには欠かせないトリプルガラス樹脂サッシ

ゼロエネルギー住宅(ZEH)とトリプルガラスの樹脂サッシの関係

ZEHには欠かせないトリプルガラス樹脂サッシ

近年の開口部(窓)の省エネ性能の進化は著しいものがあります。
一昨年までは、ペアガラスが主流でしたが、最先端の取り組みをしている
工務店・ビルダーはほとんどトリプルガラスに仕様を変更しています。
この窓の省エネ性能の進化は、2020年の省エネルギー基準適合義務化の先に、
2030年ゼロエネルギー住宅(ZEH)【読み:ゼッチ】の標準化となることが
背景にあります。
省エネルギー性能を確かめるための『外皮計算』でどうしても、
問題になるのが、※窓の熱貫流率Uです。
(※熱の伝わりやすさを表し小さい値ほど性能が良い)
約15年前に商品化されたアルミ樹脂複合サッシはU=2.33で、
最近まで主流であったペアガラス樹脂サッシはU=1.9です。
そして、星工務店で標準採用しているトリプル樹脂サッシは、U=0.88です。
単純にトリプル樹脂サッシは、アルミ樹脂の2.5倍性能が良く、
ペアガラス樹脂サッシの2倍以上性能が良いわけです。
良い性能の窓を使用することで、開口部から逃げる熱の量が少なくなり、
断熱性が向上して、少しでも大きい窓も使用できるということです。
ただ、大切なことがあります。
それは、窓以外の部分の断熱性能とのバランスです。
窓の部分をトリプルガラス樹脂サッシで強化しても、壁や床、天井部分の
断熱性能が悪くては意味がありません。
建物全体の熱の損失量 ÷ 各部分の面積 = 外皮平均熱貫流率UA値で、
数値が小さいほど、断熱性能が良いことを示します。
建物全体の断熱性能を向上させるためには、窓も重要なのですが、
大きな面積を占める外壁部分、熱が逃げやすい天井や屋根、
冷気が入ってくる床の部分の強化が大切です。
2020年の省エネルギー基準に対応するためには、トリプル樹脂サッシは
必要ありません。但し、2030年のZEH住宅の標準化には欠かせません。
2016年4月には、LIXILから5層の樹脂サッシ(レガリス)が発売されます。
U=0.55ですから、壁部分の断熱性が悪いと窓の方が壁部分の断熱性能を
上回るような状態になりかねません。
繰り返しになりますが、2020年の省エネ基準に対応するためには、
各部分の断熱強化に加えて、LOW-Eペアガラス樹脂サッシで問題ありません
しかし、2030年のZEH標準化に向けて、国では2020年にZEHを新築住宅の
50%以上、2030年に100%とするため、2016年4月から経済産業省が中心に
ZEHビルダー登録制度が開始されます。
この制度に登録した工務店・ビルダーにだけ補助金を交付する仕組みと
なりますので、工務店選びは重要になります。
星工務店では、このZEHビルダー登録制度を活用してZEH住宅の普及・推進に
積極的に取り組んでいきます。
星工務店の高性能規格住宅SYNERGYをZEH仕様にバージョンアップし、
SYNERGY SnowCube面の家 ZERO』を商品化致します。
このZEH商品化やZEH標準化に、トリプル樹脂サッシは必要不可欠です。

投稿者:

星 隆行

株式会社星工務店代表取締役。1級建築士事務所studio_taka代表。1級建築士。高耐震、高断熱に特化した住まいの設計・施工を手がけています。このブログでは、建築に詳しくない方にもわかりやすく解説、ご説明しております。ご意見、ご質問等がございましたらコメント欄からお気軽にお尋ねください。