耐力壁の種類と特性について

【耐力壁とは?】

耐力壁とは、地震や台風などの水平力および建物の自重、
家具や人の重量、屋根にかかる積雪重量などによる
鉛直力に抵抗する壁です。
耐力壁を構成する材は、柱・横架材の他に
「筋かい」「構造用合板」「石膏ボード」などがあり、
耐力の強さ(壁倍率)が異なります。
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究極の省エネ住宅とは?(5)筋かいはNG!

ZEHには高性能断熱材が欠かせません

前回のブログでは、『究極の省エネ住宅』とは、
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)【読み:ゼッチ】
呼ばれており、『UA値』【読み:ユーエーち】によって、
住んでから光熱費の増減を左右する大事な指標になるので
住宅会社さんに自分の家のUA値を確認する必要がありますよ!
と、お伝えしました。
同じく『UA値』(外皮平均熱貫流率の略)を小さくするためには
絶対に欠かせないのが、
『トリプルガラス樹脂サッシ』『高性能断熱材』です。
月々のランニングコストを考えれば決して高くはありませんよ
と、お伝えしました。

さて今回は、『UA値』(外皮平均熱貫流率の略)を小さくする、
つまり、断熱性能を良くすることと一緒に、耐震性能も
良くするためには大きな関係があり欠かすことのできない
『新在来パネル工法』についてお話ししたいと思います。

星工務店では【筋かい】を使いません!』

これだけ聞けば、地震に弱いんじゃない?
と思われることでしょう。
いえいえ、筋かいよりも地震に強い工法なんです

しかも、気密性耐震性断熱性まとめて強化できる
自社のオリジナル工法です。
しかも、工期の短縮もでき、建て方から樹脂サッシの
取り付けまでの期間が大幅に短縮できるのです。
これが、『新在来パネル工法』です。

一般的に壁の厚みは120ミリが一般的で、壁の中に断熱材を
入れる(充填断熱)厚みは、100ミリが限界です。

壁の断熱性を考えると【筋かい】がとても厄介になるのです。
筋かいは45ミリですので、100ー45=55ミリです。
筋かいの部分は、最大でも55ミリまでしか断熱材を
入れることができないわけです。

筋かいは1本で45ミリですから、クロスに交差して入れれば、
45×2=90ミリです。
断熱材を入れる部分は、10ミリ(1cm)です。

さあ、困りました。
どうやって断熱材を入れればいいのか?
これでは高断熱化は無理ですね。
10ミリの高性能断熱材を使ってもほぼ意味がありませんよね。

さて、ここからが『新在来パネル工法』の本題です。
新在来パネル工法は、構造用合板を使って、『面』により
耐震性能を高める工法です。
構造用合板の厚9ミリですから100ー9=91ミリです。

もう、おわかりですね。
たっぷりと高性能断熱材を入れることができます
筋かいのように断熱材が入らない部分はないわけです。
だから、高断熱化が実現できるんです!!!

次は耐震性です。
耐震性能を良くするためには、地震に抵抗する壁(耐力壁)を
バランスよく配置することと、縦方向と横方向に計算で求めた
耐力壁の量以上に配置をしてあげることが必要です。

この計算値以上入れなければいけないのですが、
計算値の1.0倍以上 ⇨ 耐震等級1
計算値の1.25倍以上⇨ 耐震等級2
計算値の1.5倍以上 ⇨ 耐震等級3
という、表し方もあります。
長期優良住宅などでは耐震等級2以上とすることが
決められています。

耐力壁には、壁の強さを示す【壁倍率】というものがあります。
筋かい(1本)・・・2.0倍
新在来パネル工法(片面)・・・2.5倍
新在来パネル工法(片面実験値)・・・3.4倍
筋かい(2本)・・・4.0倍
新在来パネル工法(両面)・・・5.0倍

筋かいより新在来パネル工法が強いことが分かるかと思います。

筋かいは『線』新在来パネル工法は『面』の構造ですから
大きな違いがあるのです。

『線』の構造は大きな力で変形しやすい性質がありますので、
大地震の時には家全体の歪みと揺れの大きさにより、
家の倒壊などにつながるのです。

『面』の構造は変形しにくく、歪みもなく、入れ子構造は
繰り返しの地震に強いので、我が家が避難場所になるだけの
耐震性を確保できるのです。

実際に実験し耐震性能の検証も行っています。
実験の動画はこちらをクリックするとご覧いただけます。

次に施工性、品質の確保についてです。
高性能断熱材を使っても施工の品質を確保しなければ、
住まいの高断熱化は程遠いものになってしまいます。
高性能断熱材を工場でパネルに組み込むことで施工の品質を
均一化することができます。
現場での省力化もできるため結果的にコスト削減にも
繋がっていきます。

さらにいいことがあります。
断熱性能を強化していくためには、充填断熱に加えて
付加断熱(外貼り断熱)をすることが欠かせません
新在来パネル工法は外部面が全て構造用合板で
覆われるため、施工性が良く、きっちり施工が可能になります。

これからの新築住宅は、ZEHが標準的になります。
ですから、『新在来パネル工法』は、星工務店にとって、
必要な工法で、これが無ければ高性能な住まいになりません
超高断熱のZEH(UA値 0.24)をご提案するためにも、
星工務店として、欠かせない取り組みです。

今までのブログではネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)
【読み:ゼッチ】の断熱(建物の性能)について、
重点的にご説明をしてきました。
これまでのご説明の通り、住宅の高断熱化が基本なのですが
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)【読み:ゼッチ】
省エネルギー性能の高い設備機器を使う必要があります。

ですから、星工務店では、
『オール電化はお勧めしません!』。
『灯油も入りません!』
『リモコンだけで操作ができます!』 とご説明しています。

次回は、星工務店が手がける新築住宅で省エネルギー性能を高め、
ランニングコストを抑えるためには欠かせない
ハイブリッド給湯暖房システム』と『1次エネルギー消費量
の関係について、お話ししたいと思います。

ZEHに関するお問い合わせはこちらからお願いします

1級建築士の星隆行が直接お答えいたします。

電話の場合はこちら>>> 0241-73-2117